◇全国高校ラグビー京都府予選決勝 京都工学院10―8京都成章(2024年11月10日 たけびしスタジアム京都)
京都工学院が京都成章に10―8で競り勝ち、9年ぶり21回目の花園出場を決めた。新校名では初の出場。京都成章の連続優勝は「8」で途絶えた。
前半10分にPGで先制。だが、後半3分にPGで同点とされる。互いに堅い守りで我慢を続ける中、後半17分に京都工学院が左にボールを展開。ここからトライを奪い、コンバージョンキックも成功させて10―3とする。
後半24分にはモールから京都成章にトライを許し、10―8。ただ、コンバージョンキックは外れた。その後の京都成章の猛攻を耐え、ノーサイド。昨年の決勝は7―10で敗れるなど何度も跳ね返されてきた京都成章との激闘を制した。
かつて山口良治監督のもと平尾誠二らを擁した伏見工は、全国制覇4度を誇る。16年4月に洛陽工と統合され、京都工学院へと校名変更した。だが、変わらぬ深紅のジャージーを身にまとったフィフティーンが泥臭く戦い抜き、9年ぶりとなる花園出場を決めた。