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東国原英夫氏 国民・玉木代表の103万円の壁引き上げ案に理解「一歩も譲れませんと言うべき」

スポニチアネックス 2024年11月10日 15時35分

 元宮崎県知事で衆院議員も務めた東国原英夫氏(67)が、10日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演し、国民民主党の玉木雄一郎代表が掲げる年収103万円の壁引き上げについて私見を語った。

 10月の衆院選で28議席獲得と躍進した国民。玉木氏は、年収の控除を超える額に課税され、税制上の扶養からも外れるボーダーライン「103万円の壁」を、178万円まで引き上げることを訴えている。賛成しなければ、自公の進める法案可決に賛成しない方針で、一躍キャスティングボートを握る存在となった。

 進行役の阿川佐和子からは、「103万円の壁を交換条件に出して、これを通さないと仲良くなりませんよ(という意向か)」と疑問が。東国原氏は「178万円に上げましょうということ」と解説し、「財務省も総務省も、7、8兆の税収が減りますよという(試算をしている)」と付け加えた。

 東京都の最低賃金が、1995年から1・73倍上がっていることから、玉木氏は103万円の壁も1・73倍に引き上げるべきとの主張をし、法律の改正を求めている。東国原氏は「特に地方(税)が4兆減るんです。地方交付税も1兆減るんです、103から178に上げたら」とし、「どうしますか?って、財務省、総務省から反対意見が来ている」と説明。「僕はそれでも、国民民主の玉木さんは、“178万から一歩も負けません”と言うべき」と玉木氏の背中を押した。

 東国原氏は、自公側が引き上げ額の妥協案を提示してくると予測した。「自公さんたちは、“ちょっと歩み寄って140万円くらいで…”ってなります。絶対来ますから。そこで一歩も譲らずに、玉木さんは178万は一歩も譲れませんと言うべきだと思います」と、あらためて玉木氏の強硬姿勢を期待した。

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