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【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第42話 まひろと道長の深き愛の告白 2人だけの場所で…新たな約束

スポニチアネックス 2024年11月10日 17時1分

 女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は10日、第43話が放送される。川辺での運命の出会いから、深い絆で結ばれながらも別々の人生を歩んできた、まひろと道長が再び川辺で…。ソウルメイト――。尊すぎる2人の愛に心が震えた第42話を、大河絵で振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 先週の第42話は「川辺の誓い」。三条天皇(木村達成)との覇権争いを繰り広げる中、藤原道長(柄本佑)の体調に異変が起きる。一方、まひろ(吉高由里子)は里帰り中、藤原賢子(南沙良)がケガをした双寿丸(伊藤健太郎)を連れているところに出くわし…という展開だった。

 藤原顕信(百瀬朔)の出家、三条天皇の挑発、妍子の宴三昧…そんな中、道長は病に倒れた。病を喜ぶ怪文書も出回った。

 「雲隠」の巻名だけ書き残し、実家に戻ったまひろの元を百舌彦(本多力)が訪れ「実は、殿様のお加減がおよろしくなく…」とSOS。まひろは宇治の別邸を訪ね、やつれた道長と川辺を歩いた。

 道長「早めに終わってしまった方が楽だというおまえの言葉が、分かった。誰のことも信じられぬ。己のことも」。まひろ「もうよろしいのです。私との約束は、お忘れくださいませ」。道長「おまえとの約束を忘れれば、俺の命は終わる。それで帝も皆も喜べば、それでもよいが」。まひろ「ならば私も一緒に参ります」――。

 運命の出会いを果たしたあの頃のように、川辺で2人は裸の心をさらけ出し、思い合った。

 まひろ「私も、もう終えてもいいと思っておりました。物語も終わりましたし、皇太后様も強く逞しくなられました。この世に私の役目は、もうありませぬ。この川で2人流されてみません?」

 道長「おまえは、俺より先に死んではならぬ。死ぬな」

 まひろ「ならば、道長様も生きてくださいませ。道長様が生きておられれば、私も生きられます」

 “三郎”とまひろのお互いを思う一途な愛。まさにソウルメイト。まひろが望む世をつくる――。その約束を果たすために走り続けてきた。しかし、政の頂に立つ者の孤独、病…。肩を震わせた道長からあふれ出た涙。まひろとの新たな約束が、絶望の淵から道長を救った。

 2人の変わらぬ尊い愛、そして“柄本道長”と“吉高まひろ”の演技に心震わされた「川辺の誓い」を石井さんが描いた。

 第43話は「輝きののちに」。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)、「どうする家康」(2023年)に続き3年目。

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