◇明治安田J2リーグ第38節 横浜FC-山口(2024年11月10日 維新みらいふスタジアム)
J2リーグは各地で今季最終節10試合が行われ、横浜FCは山口と引き分け、勝ち点76でリーグ2位が確定。1年でのJ1復帰を果たした。
前半は山口がボールを握る展開が続いたが、後半は横浜FCが攻勢を強めた。後半27分にはセットプレーからMFユーリ・ララがヘディングで狙ったが、決定的なシュートは相手にブロックされた。山口の堅守に阻まれる展開が続く中、相手のカウンターは守備陣が体を張って対応。最後まで得点を許さなかった。、
長崎が愛媛に勝利したものの、横浜FCが引き分けで勝ち点1を重ね、勝ち点差「1」で逃げ切った。横浜FCは昇格に王手をかけた10月19日仙台戦から3戦連続で勝利を逃し足踏みが続いたが、今季最終戦で意地を見せた。
試合終了を告げるホイッスルが響くと、四方田修平は選手、スタッフと抱き合い、両手を天に突き上げた。終盤は苦しみ抜いてつかんだ昇格だっただけに、DF福森晃斗の目には涙が光った。
▼DFガブリエウ ここ数試合、勝つことができず、とても苦しいシーズンだった。最後までバラバラにならず、自分たちを信じて戦ったことがこの結果をもたらした。日頃よりチームを支えてくれているホペイロ食堂の方、グラウンド担当の方、1人1人の努力のおかげで達成できた彼らにも最大の感謝を伝えたい。
▼DFンドカ・ボニフェイス 昇格を目標にしてきて、最低限の結果を取れた。1年間いい時もあったが、最後は苦しい試合が連続した。(リーグ最少失点)チーム全員の献身が最少失点を生んだ。皆に感謝したい。
▼四方田修平監督 今日も苦しかった。終盤は厳しい結果と難しい3週間だったが、選手が崩れず1つになって、チーム一丸でやれた結果、昇格をつかみ取れた。厳しい時ほどサポーターに声援をいただいた。一緒に喜びあえてうれしい。選手は冷静かつ熱くプレーしてくれた。(サポーターには)最後すんなり決めれずにたくさんお金使わせてしまった。申し訳なかったが、最後はいい思い出になった。