◇明治安田J1リーグ第36節 浦和3―0広島(2024年11月10日 埼玉)
浦和はホームで広島と対戦し3―0で勝利した。2試合ぶりの白星を挙げ、J1残留を決めた。
広島ユース出身のMF長沼洋一が9月の神戸戦以来のスタメン。MF武田英寿は8月の鹿島戦以来のベンチ入りとなった。また、10試合連続で先発していたパリ五輪代表のDF大畑歩夢がメンバー外だった。
試合は前半から攻め込まれる展開が続いた。前半15分にはフリーキックから直接ゴールを狙ってきたが、主将のGK西川周作がセーブした。同43分、MF渡辺凌磨のパスに走り込んだMF関根貴大がシュートを放つも、枠を捉えきれず。我慢が続く中、試合が動いたのは同45分だった。関根のパスに反応したMF松尾佑介が左足一閃(いっせん)。貴重なチャンスを生かして先制。5試合連続スタメンの27歳が8月の鳥栖戦以来となる今季4得点目を挙げた。そのまま前半を1―0で折り返した。
後半は、いきなり攻めた。後半3分、松尾のパスから関根がシュートを放ったが、相手の好セーブに阻まれた。FWブライアン・リンセンやDF石原広教らも立て続けにシュートを放った。同11分にはリンセンがヘディング弾を決めて追加点。同41分には途中出場のMF原口元気がダメ押しとなる14年4月26日の柏戦以来のゴールを決めた。広島の猛攻をしのぎ、今季初の3試合連続無失点で逃げ切った。