◇大相撲九州場所初日(2024年11月10日 福岡国際センター)
大の里(24=二所ノ関部屋)以外の2大関も白星発進した。豊昇龍(25=立浪部屋)は東前頭筆頭・王鵬(24=大嶽部屋)に立ち合いで押し込まれたが、右へ回り込んでピンチを脱した。得意の右上手を引いて寄り切った。
春場所以降、初日は4連敗中。その間、春場所の11勝から毎場所1番ずつ勝ち星を減らす「右肩下がり状態」だったが、流れを変える1勝とできるだろうか。
連敗ストップについては「(連敗が)終わったことなので」と意に介さず、「あと14日ある」と緊張感を維持した。
琴桜(26=佐渡ケ嶽部屋)は西小結・正代(32=時津風部屋)に押し込まれた土俵際で逆転の突き落とし。「ほめられた相撲じゃない。落ち着いて取れたのは良かった」と取組後も厳しい表情を崩すことはなかった。