女子ゴルフの日本女子ツアーで今季8勝を挙げた竹田麗央(21=ヤマエグループHD)のメルセデスランク1位が10日に確定し、プロ3年目で初の年間女王戴冠が決まった。この日まで行われた伊藤園レディースは通算2オーバーの73位で予選落ちしており、地元・熊本で吉報を聞いた。
叔母で元日本ツアー賞金女王の平瀬真由美(55)はスポニチの取材に応じ、「なんか私の時代はもう全然大昔の話で、今のレベルとはね全然違うくらいの…今は本当にたくさんの選手が出てきている中での1番なので、もうもちろん今の選手の方が凄いなという感じで見てます」と祝福した。
史上初めて初優勝したシーズンで8勝に到達し、日本No.1の称号を手にした。4月のKKT杯バンテリン・レディースで初優勝を飾った後からは、優勝争いを重ねるたびに姪の成長を実感。「初優勝してからは、なんとなくトーナメントで優勝争いしても、なんかすごく上手くいってるなという風に思って見てました」と振り返った。
竹田は前週のTOTOジャパンクラシックで8勝目を挙げて、米ツアーの2年シードを獲得。来季から世界に舞台を移して戦う。米ツアーに参戦した経歴を持ち、現在は解説も務める立場として、平瀬は「日本で1番になれたので、来年からは世界の強豪が集まるUSLPGAツアーですけど、もちろん上を目指して。彼女には圧倒的な飛距離がありますので、上を目指せると思いますし、心技体を整えて頑張って欲しい」とエールを送った。