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イチロー氏 お好み焼きを焼くのも本気?!「箸で見極める、その感じに似ている」と例えたものとは…

スポニチアネックス 2024年11月10日 19時57分

 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)が9、10日の2日間にわたり大阪の大冠野球部を臨時指導した。野球部訪問は昨年12月の沖縄・宮古に続いて5年連続通算9校目。

 「強豪私立を倒して本気で甲子園を目指す」。生徒たち全員からの手紙を受け指導校に大冠を選んだというイチロー氏。

 「相手は眼中にない。相手は相手とも思っていない」。あえて厳しい言葉をあいさつで並べたイチロー氏の表情が緩んだ場面があった。

 指導2日目のアップ前。正午前に姿を見せ、選手たちがグラウンドの外で昼食を取っている間に一人でアップしたイチロー氏。すると

選手の保護者たちがグラウンド脇でお好み焼きを焼いていた。

 アップ終了後、焼いているところをのぞきに来たイチロー氏に選手の一人が「1枚焼いてもらっていいですか?」と“無茶ぶり”。その声に「そのために来たから」と笑顔で応じると、「焼いたことはあるけど久しぶりだからな。丸くするのは全部これ(コテ)で完結?そうですか。こういうのメディアの人たちは喜ぶからね。しばらく待つの?ひっくり返す?そのタイミングはセンシティブなんだ」と楽しそうに焼き始めた。

 コテを使ってお好み焼きをひっくり返そうとするイチロー氏の姿に選手から「お~っ!」と歓声が上がる。成功してドヤ顔のイチロー氏。裏面の焼き加減を気にしながら「もうちょいかな?これは経験しかないと。インスタントラーメンが3分でしょ。箸で(触って)見極める、その感じに似ている。オレ、こんなことやらされたことないからね」と笑い、グラウンドにも選手や保護者の笑い声が響き渡った。

 焼き上がり、一口食べて「うまい!実は昨日(初日)もいただいて、キャベツのシャキシャキ感がなかったから野菜が多いとうれしいとリクエストしていた」とまさかの裏話を披露したイチロー氏。「でも練習前だから以上!」。普段はなかなかすることのないひと時を過ごした後、表情を変え皿を置いてグラウンドへ向かった。

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