日本代表が10日、移動トラブルに見舞われた。W杯アジア最終予選の敵地インドネシア戦(15日、ジャカルタ)に向け、森保一監督(56)や国内組4選手(長友佑都、谷晃生、関根大輝、高井幸大)らチーム関係者約25人を乗せた航空機が同日午前に羽田空港から出発。しかし出発地の羽田にとんぼ返りする事態となり、森保監督らは同日夜に代替機で再出国した。現地入りは当初より半日近く遅れる見込みだ。
日本協会によると、定刻の午前10時15分頃に離陸した後、航空機の機材トラブルが発生。午前11時頃に和歌山県沖の上空で羽田に引き返した。午後0時10分頃に到着し、選手らは空港近くのホテルで待機。再び空港に姿を現したのは午後7時30分頃で、森保監督は疲れた様子を見せることなく「想定外も想定内。今度こそ行ってきます」と笑顔。長友も「最高です」と前向きな言葉を残して、搭乗ゲートへと向かった。航空機は午後8時12分に出発した。
森保ジャパンは負傷したDF谷口彰悟(シントトロイデン)の不参加が前日9日に決まったばかり。FW上田綺世(フェイエノールト)も欠くなど、逆風続きで迎えるインドネシア戦、中国戦(19日、アモイ)は試練のアウェー2連戦となりそうだ。海外組は順次合流し、現地での練習は11日夕方から予定通りにスタートする。