サッカーのJ1川崎フロンターレが地域住民やサポーターと交流する「あさお青玄まつり」(川崎フロンターレ麻生アシストクラブ主催)が10日に川崎市麻生区の麻生グラウンドや若手選手が生活する青玄寮で行われた。
コロナ禍による中断を経て昨年4年ぶりに行われ、今年で12回目を迎えたイベントには1000人超が参加。右太腿裏の肉離れで離脱しているMF脇坂泰斗主将(29)は午前11時からの開会式であいさつに立つと「9時前にリハビリに来ると既に並んでいるサポーターの方が見えた。こういう人たちのために僕たちはプレーしている、こういう人たちと勝利を分かち合いたいんだなということを再確認すると同時に、早くピッチに戻ってきたいと強く思いました」と語った。
開会後はサッカー教室やサイン会、キックターゲットなどアトラクションのほか、クラブハウスや青玄寮の見学ツアーも行われた。FW山田新(24)、MF山内日向汰(23)、MF由井航太(19)、FW神田奏真(18)が参加者と交流。寮で見学者の案内役を務めた山内は「凄く近い距離感でサポーターの方々と交流できました。たくさん応援されていることを実感できたので“また頑張りたいな”と思いました」と振り返った。
前日9日の京都戦で今季16点目を決めて参加者の多くから、さらなるゴールへの期待を寄せられたという山田は「残り少ないので1試合1試合、勝敗と内容にこだわって全部勝っていけるように」とラストスパートを誓った。