タイガースの前田健太投手(36)が来季、先発に復帰する可能性を10日(日本時間11日)、米メディアが報じた。
米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が、タ軍のスコット・ハリス編成本部長がGM会議で前田が先発ローテーションを「獲得するチャンスは十分にある」とメディアに語ったことを紹介。「終盤、良い投球をした」とシーズンが進むにつれて状態が良くなったと認めたという。
今季タイガースに加入した前田は先発16試合で2勝5敗、防御率7・26と不振にあえいだ。それでもA.J.ヒンチ監督の方針で7月中旬から中継ぎに配置転換となってからはロングリリーバーとして存在感を見せた。
前田は昨オフ、2年2400万ドル(当時約35億円)でタイガースに移籍。来季年俸1000万ドル(約15億円)はチームの投手陣で最高額なだけに同サイトは「先発の座を獲得するチャンスをもう一度与えるのは驚くことではない」とした。
また、チームとしても先発ローテーション入りが確実なのはスクバル、オルソンだけという事情もある。
来年37歳となる前田は2年契約の最終年。チームは今季10年ぶりにプレーオフ進出を果たし、来季は優勝争いにも期待がかかる。同サイトは「タイガースの主力投手になるつもりなら、若い頃の姿に近づくことで、その地位を獲得する必要があるだろう」と記した。