タレントのハリー杉山（39）が「レバウェル介護『介護の日プロジェクト 2024』オープニングイベント」に出席。20代で経験した父親の介護を振り返り、介護従事者の対して感謝を伝えた。
26歳の頃、父親を自宅で介護した経験があるハリー杉山。最初の2年間は、母とともに在宅介護で父を支えた。コミュニケーションが上手くいかず「父親を殴る一歩手前までいってしまった」こともあったという。
初めての経験に試行錯誤も、上手くいかないことばかり。「家族の関係、父親と息子の関係が崩れていった」感覚を感じ、ハリーも、当事者である父も、皆が精神的にも追い込まれていたという。
家族を支えになったのは、介護従事者の存在だった。「介護に携わるすべての皆様は、社会のヒーローです。スーパースターですよ、社会のアベンジャーズと言わせてください」と介護従事者を称賛。
「介護のプロの精神的な支え、根本的な支えに本当に助けてもらった。人生が変わりました。介護従事者の助けがなければ、家族としては空中分解していたと思う。皆さんの力、声かけ、身体を包み込むような存在によって、人生が救われました。僕たちがまた笑うことができて、お互いのことを大好きになれたのは皆さんのおかげ。日本の今を支えてくださって、本当にありがとうございます。感謝しても感謝仕切れない」と何度も感謝を伝え、「ご自身のケアも絶対忘れないでください。心の底から今後も応援させて頂きます」とエールを送った。
介護の経験があるハリーだからこそ「介護は遠い存在と思うかも知れない。でも、いつかは身近なものになる。10代、20代から学べるカリキュラムを確立させて行く必要」と力をこめる。「最初の段階から（介護の）基礎は、心の中に持っていてほしい」と熱く訴えた。