ロッテの黒木知宏1軍投手コーチが11日、ZOZOマリンスタジアムでの秋季練習後に取材に応じ、球団からポスティングシステムでのメジャー挑戦を容認された佐々木朗希投手にエールを送った。
先発陣から佐々木が抜ける形になることについて「契約が決まってアメリカに行くことになれば、大きな痛手には間違いない」とした上で、「小さいころからの夢を描いている選手たちが一つ、二つ上のステージに上がるってことは、一野球ファンでもあるし、携わった人間からするとやっぱり良い成績というか、夢を実現させてもらいたいという思いはありますね」と話した。
ドジャース・大谷が日本ハムに在籍した5年間、1軍投手コーチを務めた黒木コーチは「ポテンシャルとかは全くの別物として見ている。大谷は2つのポジションをやっていてので。朗希はピッチャーとしてのポテンシャルがある。それを比較対象には僕は全く見たことは一度もない」と強調。「活躍してもらいたいですよね。活躍してもらいたいという思いが強い」と新たな舞台に挑戦する右腕の成功を願った。
佐々木の抜けた“穴”については、「今いる選手たちでポストということではなく、みんなでレベルアップをしていく。そして、みんなでチーム力、投手力を上げていかなければならない」と方向性を示し、「吉井監督や建山コーチ、ファームのピッチングコーチもみんな来たので、今いる選手と補強された選手がどうバランス良く組んでいくかっていうのをやっている状況」と説明した。