阪神ドラフト3位・木下里都投手(23=KMGホールディングス)が11日、福岡市内のホテルで入団交渉に臨み、仮契約を結んだ。豪華な金びょうぶを背に会見に臨んだ木下は、朗らかな表情で決意を新たにした。
「仮ではありますけれども、契約をしたので、指名あいさつの時もそうでしたけれども、さらに、これからプロ野球選手としてやっていくんだな、という実感が生まれてきた」
最速156キロを誇る剛腕。高校時代は遊撃手ながら、福岡大から投手を始めた“遅咲きの右腕”は、早くもビッグな目標も口にした。
「阪神で、まずは球団を代表する投手になることを目標に、1軍でしっかり勝利に貢献できるように頑張っていくとともに、将来的には日本を代表する投手になることを目標にやっていきたい」
会見後には前田担当スカウトから阪神の球団キャップをかぶせてもらい、満面の笑みを浮かべた。12球団随一の投手陣に割って入るべく、木下が大きな一歩を踏み出した。