史上初めてジュニアメジャー4冠を達成し、天才ゴルフ少女と呼ばれる須藤弥勒(13=ゴルフ5/太陽自動車)が10日、南筑波ゴルフ場ミニコースで行われた、プロアプローチツアー茨城大会ショートゲームマッチに出場。予選をトップで通過したのの、決勝ラウンドで男子プロに連敗を喫し、4位に終わった。
予選は4バーディー、1ボギーの計3アンダーで回り、トップ通過した。しかし1位、2位決定戦では、男子プロの鈴木海斗(26=P&J)に敗戦。敗者復活の3位、4位決定戦では、ミニツアーで100勝を超えで「ミニツアーの帝王」と呼ばれる太田祐一(50=フリー)にサドンデスの末に敗れた。
弥勒は90ヤード以内で行われるプロアプローチ東京大会(10月14日、東京相武CCショートC)で優勝を飾り、大会2勝目を狙って臨んだが惜しくも4位に終わった。来月にサードQTを控える鈴木がショートゲームマッチで初優勝。マイナビネクストヒロインゴルフツアーに参戦している、清水美櫻里(20)は16位だった。
キャディーとして弥勒の戦いを見守った父・憲一さんは「技術的なことは負けていなかったと思いますが、敗因はマッチプレーでの経験の浅さです」と冷静に分析。弥勒は「やっぱり男子プロの試合運びはすごいです。1位、2位決定戦では9ホールのプレーオフまでもつれましたが、とにかく守るところは徹底的に守って、攻めるところは攻めていて、本当に勉強になりました」と新たな課題を得て前を向いた。
12月7日には200万円をかけて行われるプロアプローチツアー全日本大会へ出場予定。13歳天才少女の行方にこれからも目が離せない。