来季も続投が決まったヤンキースのアーロン・ブーン監督(51)が11日(日本時間12日)、リモート会見に臨んだ。
ロッテからポスティングシステムでの大リーグ挑戦を容認された佐々木朗希投手(23)の印象を問われ「彼は本当に才能がある。すでに日本で実績を残しており、ユニークで特別なタレント。ローテーションのトップで投げられる力を持っている」とその才能を絶賛した。
まだチーム内での話し合いはできていないとしながらも「(争奪戦に)参戦できることを願っている。彼の存在には気づいていたし、何年か前に偶然会ったこともある。本当に特別な才能がメジャーリーグにやって来ることはもちろん理解している」と争奪戦への参戦を熱望した。
現場の責任者であるブーン監督は人事担当ではないが「年齢、ポスティングなどが(通常のFA選手とは)違い、何年か前に大谷が来たときと同じラインだという状況には気づいていた。だから(ポスティングされて)驚いたとは言わないが、数週間前には50-50のシナリオだと聞いていた」と佐々木の状況に一定の知識はあったとみられる。
「(投球の)ビデオは見た。3桁(100マイル以上)の速球やフォークボールを投げることは知っている。大リーグでもエース、先発投手になれる男だ」と潜在能力にも期待。「ここ数年、佐々木と山本(由伸)についてはよく耳にしていた。山本は去年メジャーに来て、今度は朗希だ」と昨季、ヤンキースが獲得を目指した山本と同等の評価をしていることを口にした。
今季ア・リーグを制した名門球団が佐々木獲りに全力を挙げる可能性は高そうだ。