大リーグ機構(MLB)は11日(日本時間12日)、全米野球記者協会(BBWAA)会員の投票による今季の個人賞最終候補3人を発表。ドジャースの大谷翔平投手(30)は順当にナ・リーグ最優秀選手(MVP)の候補入りした。自身3度目の受賞は濃厚で、21、23年に続く満票での選出に期待がかかる。2度の満票選出も史上初だったが、3度目となれば前人未到の記録となる。
大谷以外では今季の打率.273、33本塁打、91打点のメッツのフランシスコ・リンドア内野手(30)、打率.292、36本塁打、95打点のダイヤモンドバックスのケテル・マルテ内野手(31)が最終候補入りした。
今季の大谷はメジャー史上初の「50-50」となる54本塁打、59盗塁を達成。自身初のポストシーズン進出も果たし、ドジャースの世界一に貢献するなどMVPは当確とも言われる。DH(指名打者)のMVPは史上初の快挙になる。
また、今後は受賞ラッシュが予想される。12日(同13日)のシルバースラッガー賞に始まり、14日(同15日)には最優秀打者のハンク・アーロン賞と、最優秀DHのエドガー・マルティネス賞、オールMLBチームが発表予定。いずれも受賞が当確とみられ、21日(同22日)にMVPが控えている。