阪神は12日、糸原健斗内野手(32)がFA権を行使せず、残留することを発表した。
11日に32歳の誕生日を迎えたばかりの糸原は、8年目の今季、主に左の代打の切り札として89試合に出場した。FA権を行使せず、1年契約で現状維持の7000万円(金額は推定)でサインした糸原は「このチームが好きだから。監督からも一緒に頑張ろうと言われたし、優勝、日本一をもう一度味わいたい」とチーム愛を強調した。以下は一問一答。
「この度、FA権を行使せずに、阪神タイガースで来年もプレーさせてもらうことを報告します」
――残留の決め手は。
「やっぱりこのチームが好きですし、このチームでもう一回優勝、日本一というのを味わいたいなと思って決めました」
――球団からは。
「来年も力が必要という言葉をいただいて、素直にチームのために来年からも頑張ろうという気持ちになりました」
――藤川監督と話は。
「連絡させてもらって、『一緒に頑張ろう』という言葉をいただいたので、チームに貢献できるように頑張っていきたいなと思います」
――ファンの声は届いていたか。
「そうですね。僕が打席に立ったりしたら、すごい声援をくれる熱いファンの方々がついているので、阪神というのは。その熱いファンの方の前で来年プレーすることをモチベーションとして、すごく力に、いつも背中を押してもらっているので、すごく、来年も頑張ろうという気持ちにはなってます」
――阪神タイガースという球団は。
「本当すごい、去年は優勝を経験しましたし、日本一になりましたし、すごい熱いファンがついているので、そのファンの声援に応えられるようにチームのために頑張っていきたい」
――残留を決めて球団への見方は変わったのか。
「そうですね。好きなチームですし、このチームでチームメートと監督コーチ、裏方さんと一緒にもう一度最高の1年にしたいので、来年また頑張っていきたいと思います」
――改めて阪神で戦う意気込みを。
「そうですね。チームのことだけを考えて、必死に与えられた仕事を自分の中で全うするだけだと思うので、ファンの方と一緒に最高の瞬間を分かち合えるようにまた頑張っていきたい」