広島・九里亜蓮投手(33)が12日、マツダスタジアムで会見を開き、保有する海外、国内フリーエジェント(FA)権を行使すると表明した。
「海外、国内FA権を行使することに決めました。どんな決断をしても、背中を押してくれた球団に感謝したいです」
シーズン終了後から球団側と2度交渉を行い、熟考してきた。家族とも話し合いを重ね、「(家族も)いろんなことに悩んでくれましたし、いろんな意見もくれた。そういう中、最終的には自分の気持ちを尊重してくれた。いろいろ考えてくれて感謝している」と述べた。3年契約の最終年となった今季は、11年目にして自身初の開幕投手を勝ち取り、23試合に登板して7勝10敗、防御率3・21。17年から8年連続で100イニングを超える登板を重ね、通算は71勝67敗、6ホールド、同3・49の成績を残している。