男子ゴルフのダンロップフェニックスは14日から4日間、宮崎・フェニックスCC(7042ヤード、パー71)で開催される。
2年連続10回目の出場となる松山英樹(32=LEXUS)は12日、イン9ホールを回って調整した。練習ラウンド後には会見を行い「目標は優勝」と14年以来10年ぶり2度目の大会制覇を目標に掲げた。
10月の米ツアーZOZOチャンピオンシップ(千葉・習志野CC)は46位に終わった。「ZOZOで思うような結果を出せなかったし、体調も良くなかった」。その後は休養を取り、スイングの修正などに取り組んできた。3週ぶりの実戦を前に「体の状態は良くなっている。スイングを見直すこともあったので重点的にやった。今やっていることが試合で結果に出ればうれしい」と前向きな言葉を口にした。
予選ラウンド2日間は、石川遼(33=CASIO)、アマチュアの松山茉生(16=福井工大付高)と同組になった。松山は「凄く見たい2人だった」と目を輝かせた。
同世代の石川とは18年のこの大会以来6年ぶりのラウンド。先週の三井住友VISA太平洋マスターズでツアー20勝を達成した盟友については「(ツアー20勝は)彼の目標がどこにあるかわからないので、優勝おめでとう、と言うしかない」と話し「最近回っていないので、どういうプレーをするのか見てみたい」とプレーへの期待感を示した。
今年、史上最年少の15歳344日で日本アマチュア選手権を制した松山茉生とは2年前に都内で開催したジュニアレッスン会で対面しており「凄い球を打つなと思った。昨日練習場で久々に見たけど、成長している」とさらなる進化を実感。「日本アマを勝つだけの力があるし、あの子がアマチュアの試合にいるのは怖いよね」と能力の高さを認めた。
初の直接対決となるが「茉生くんが飛ぶので飛距離に圧倒されると思う。そこに対して冷静に自分のスイングをやっていけるかも凄く楽しみ」と声を弾ませた。