ソフトバンクの甲斐拓也捕手(32)が12日、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使することを明かした。本紙の取材に対して「明日(13日)球団にうかがいます」と語った。
球団は宣言残留を認める方針で、大型複数年契約を提示して、引き留めを図っている。11日にはみずほペイペイドームを訪れ、自主トレを行い「今はまだちょっと何も言えることはありません。(期限の)13日までしっかり考えたい」と話していたが、熟慮の末に決断を下した。
2011年に育成ドラフト6位で入団し、13年オフに支配下選手登録された。17年からは6年連続でゴールデングラブ賞を獲得し、21年の東京五輪、昨年のWBCでは侍ジャパンを世界一へ導くなど貢献した。
国内FA権を取得した今季は119試合に出場し、リーグトップのチーム防御率2.53の投手陣をけん引。打撃でも打率.256、5本塁打、43打点と勝負強さを発揮し、リーグ優勝に貢献していた。