柔道男子100キロ超級のパリ五輪代表で、10月30日に頸椎のヘルニアのため首の手術を受けた斉藤立(22=JESグループ)が12日、自身のインスタグラムで退院を報告した。
斉藤は病院の入口とみられる場所でサムアップのポーズを取り、首にはコルセットを付けた写真とともメッセージを投稿。「本日、無事に退院しました。この2週間、本当に色々な方に助けられ、改めて柔道できることが当たり前ではないと感じました。この1年、全て作り直して、より強い姿で畳の上に戻ります。皆様の温かいお言葉、本当に感謝しかありません」と記した。
パリ五輪の個人戦は5位でメダルを逃した斉藤は、本番3カ月前の今年5月ごろから右手に力が入らなくなる症状があったといい、大会後に精密検査を受けたところ、頸椎のヘルニアと診断を受けた。日常生活には支障がないものの、28年ロサンゼルス五輪を見据えて手術を決断。実戦復帰までは約1年を要す見通しとなっている。