ロッテの西野勇士投手(33)が12日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、年俸1億5000万円+出来高の3年契約を結んだ。(金額は推定)。今季取得した国内FA権を行使せずに残留となった。
契約更改後に記者会見に臨んだ西野は「本当に納得した契約ができたかなと思います」と心境を語り、「どれだけ必要とされているかを何回も交渉を重ねる中で言ってもらえたので、残ろうと決めました。金額とかではなく、そこで決めようと思ったので」と残留を決めた理由を説明した。
16年目の今季はローテションの一角を担い、自己最多に並ぶ9勝をマーク。「ある程度できたなとは思うけど、まだまだやれるなと思うシーズンでした。もっといい成績を残せるし、投げれるし、衰えているというか、そういう部分は感じなかった。まだまだやれるなと思った」と強調。佐々木朗希投手のポスティングシステムによるメジャー挑戦を球団が容認し、ベテラン右腕への期待も大きくなる中、「朗希のカバーは、一人じゃできないと思うので、投手陣全体でしっかり埋められるようにカバーし合っていけたら」と話し、来季に向け、「リーグ優勝を目指して、本当にそこに貢献していきたいなと思います。個人的には2桁は絶対勝ちたいと思いますし、イニングをもっと投げていけたらいいなと思います」と力を込めた。