男子ゴルフのダンロップフェニックスは14日から4日間、宮崎・フェニックスCC(7042ヤード、パー71)で開催される。初出場のアマチュア松山茉生(16=福井工大付高)は12日、18ホールをラウンドして調整した。
予選ラウンドは、米ツアー10勝の松山英樹(32=LEXUS)、日本ツアー20勝の石川遼(33=CASIO)と同組になった。練習ラウンドの途中で組み合わせを知った松山茉生は「うわーっ!」と声を上げ、その後はプレーしながらも「ずっとそわそわしていた」という。
「小さな頃からの憧れで、凄い選手だと思っている2人」と言う2人とのペアリングを「本当に驚きとうれしさと幸せだなと思った」と大喜びした一方で「かなりのギャラリーの皆さんも来ると思うので緊張してきて嫌だなとも思った」と胸中は複雑な様子だ。
松山英樹とは2年前のジュニアレッスン会で対面しており「自分のショットに驚いてくれた記憶がある」。石川とは先週の三井住友VISA太平洋マスターズで初めて会話を交わした。
「コースに添ったドロー、フェードの打ち分けだったり、マネジメントだったり、振るところでは振るメリハリを見て学びたい」と2人のプレーから学ぶ意向を示した。
6月の日本アマを史上最年少の15歳344日で制した逸材。1メートル82、90キロの巨漢で平均飛距離304・05ヤードの飛ばし屋だ。
今大会がツアー4試合目。9月のバンテリン東海クラシックでは17位と健闘したが、日本オープン、三井住友VISA太平洋マスターズは予選落ちしている。「バンテリン(東海クラシック)が17位だったので、トップ10を目指して頑張りたい」と力を込めた。