ソフトバンクの周東佑京内野手(28)が12日、中堅のゴールデングラブ賞を受賞した。プロ7年目にして初。内野手登録ながら中堅で勝負しての獲得に「(中堅でと)決めた以上は取りたかったですし、1年間出れたということ。非常にうれしく思います」と喜んだ。
今季は選手会長として123試合に出場。初の規定打席到達など打率・269、41盗塁で2年連続の盗塁王に輝くなど4年ぶりのリーグ優勝に貢献していた。自身のベストプレーには7月17日のロッテ戦(みずほペイペイドーム)で大山がプロ初先発した試合の初回に右中間への長打性の打球を好捕したことを挙げ「一番じゃないかと思う」と胸を張った。
9月の日本ハム戦で足を負傷。抹消を経て日本シリーズを完走した。11月9日には「左膝蓋じん帯に対する超音波腱剥離術」を受けた。トレーナーと話し合う中で「別に(手術を)やらなくてもというのはありましたけど、来年また1年間この感じを繰り返しながらやるのはしんどいなと思ったので、1回リセットできるなら」とCS終了後の10月にはメスを入れる決意をしたという。
全治4カ月とされているが「3か月ぐらいで(復帰)できると言われた。別に4カ月もかからないんじゃないかと期待しています」と明るい見通しを語った。来月の米ハワイV旅行にも参加予定。「ハワイでリハビリします。あったかいのでちょうどいいかな」と笑顔だった。