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北斗晶 小学生の空手大会“危険行為”に言及 格闘技のセコンドの影響力指摘「その声で動いたり…」

スポニチアネックス 2024年11月12日 18時4分

 元女子プロレスラーでタレントの北斗晶(57)が12日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜後5・00)に出演。子供の空手大会での“危険行為”について、反則選手の所属会が声明を発表し、処分を下したことに言及した。

 番組では、子供の空手大会での“危険行為”の動画がSNS上で拡散され、物議をかもしている件について、反則を行ったとする選手が所属する勇征会は11日に声明を発表したことを取り上げた。反則の指示を出したセコンドに「無期限の謹慎及び対外試合への引率、セコンド活動一切禁止」とする処分を下したことも合わせて報告された。

 問題の動画では、審判の「待て」の合図があったものの、背を向けた選手に対して走り込んだ選手が後頭部へ蹴りを入れた。負傷した選手はうずくまって動けない様子だった。また、セコンドらしき人物が「いけ!」と指示していたことや、被害者が試合中に相手に対し背を向けたこと、子供のコンタクトの大会実施など、さまざまな角度で波紋を呼んでいた。

 “デンジャラス・クイーン”として名をはせた北斗は「昔のことは忘れて、ちょっとコメントさせていただいてもよろしいでしょうか。相手が背中を見せた瞬間にやるのが私の仕事でしたから」と前置きした上で、「やっぱり武道なので、礼に始まり礼に終わるっていう、その教えっていうのがあるから」と私見を述べた。

 「ただ、セコンドの“いけ”って確かに言ってるのがなんとなく分かったんだけども。選手って興奮するから“コノヤロー”と思う気持ちがあると、ついつい手が出ちゃったりするのかなっていう。だから(精神面を)磨かなきゃいけないんじゃないかなと思いますね」と続け、「昔のことはなかったことに」と念押しした。

 作家の岩下尚史氏に「謝れば良かったの」と聞かれると、「謝ればいいんではなく、ストップかけられてる時点でやめなければいけない」とルールを強調。「子供だけの問題ではなくて、セコンドが“いけ”“やっちまえ”みたいな感じのことを言ってるから。ストップかかってるのに。だから問題になってるんでしょ」と周囲の大人の対応について語った。

 さらには「(子供は審判の判定が)冷静で聞こえてたのかもしれない」とした上で、「セコンドの指示を聞いて、なんでもそうだけどセコンドは大切だし、ボクシングとかだって“いけ”って言われたら、その声で動いたりもしなきゃいけないところもあるから」と格闘技におけるセコンドの影響力を指摘。「そういう意味では大人たちが武道として教えなければいけなかったんじゃないかなと」と話した。

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