◇大相撲九州場所3日目(2024年11月12日 福岡国際センター)
名門の東海大柔道部出身の岡田(22=高田川部屋)が前相撲に登場し、出野(秀ノ山部屋)をはたき込みで下し、プロ初勝利を挙げた。1メートル70、171キロの体格で、頭から当たり、館内に鈍い音が響き渡るほど。土俵下では左目を気にするそぶりを見せたが「土俵に上がった瞬間、景色が違った。高揚感が凄い。ぶつかるのはうまくいった。1週間ちょっとだが、稽古してきたことができた」と笑顔で話した。
入門のきっかけをつくった柔道部の先輩で東京五輪100キロ級金ダリストのウルフ・アロン(28)も福岡入り。残念ながら入場券が完売で直接観戦できずに会場の外で応援した。録画を見て「思った以上に堂々としていた。気を抜かず、リラックスした気持ちでやってほしい」とエールを送った。