FA手続き期間の最終日となる、きょう13日に阪神・大山が申請書類を提出することが濃厚となった。その後、球団事務所で記者会見が開かれる予定。阪神は宣言残留を認めているが、かねて調査を進めている巨人などにより、猛虎の主砲の争奪戦となりそうだ。
大山は今季130試合の出場で打率.259、14本塁打、68打点に終わったものの、日本一になった昨年は4番打者として全143試合に出場。堅実な一塁守備、全力疾走、練習姿勢なども含めてチームへの貢献は絶大だった。
広い甲子園を本拠地とする阪神での8年間で、7年連続2桁本塁打を含む通算137発。本塁打が出やすい本拠地の球団に移籍すればタイトル獲得も現実味を帯びてくる。
昨年の契約更改では複数年を提示されたものの単年で契約していた。この日は前日と同様に取材エリアを通らずに裏口から甲子園を訪れると、夕方まで4時間以上も粟井一夫球団社長や嶌村本部長がいた球団施設に滞在。全力で慰留された模様だが、その去就に注目が集まる。