26年にスタートするBリーグの最上位カテゴリー「Bプレミア」の参入が決定していた三遠が参入に必要なライセンスを取り消される可能性が出てきた。本拠を置く愛知県豊橋市で実施された10日の市長選で新アリーナ建設計画の中止を訴えた長坂尚登氏が当選。建設が頓挫すれば、参入要件の5000席以上のホームアリーナを満たせなくなる。
Bリーグの島田慎二チェアマンは12日に都内で取材に応じ「仮に(新アリーナ建設が)破談になった場合は当然ライセンスは取り消しになる。見守りたい」と説明。三遠の水野晃社長は「新市長にお会いし、アリーナ建設の必要性についてご理解いただけるよう努力してまいります」との談話を発表した。
Bリーグは10月に千葉Jなど22クラブへのBプレミアのライセンス交付を決定。この日はサラリーキャップ(所属選手の年俸総額)の上限を8億円、下限を5億円に設定するなどの制度設計の詳細を発表した。