プレナスなでしこリーグ2024表彰式が12日、都内で行われ、1部昇格初年度で初優勝を飾ったヴィアマテラス宮崎のFW斉藤夕真(31)が最優秀選手賞を初受賞した。圧倒的な攻撃力を誇ったチームの攻撃の核としてリーグ2位の20得点。「生粋のゴールハンターではない私がこの賞を獲れたのは、ゴールに向かう姿勢や諦めずにハードワークしたことがつながったのかも」と振り返った。
11年になでしこジャパンに選出され、14年には浦和レディースでなでしこリーグ優勝を経験。19年に引退したが、ヴィアマ創設の20年に現役復帰。「ゼロから一緒にやってきて、ここまで来られた。今までの優勝とは違って安堵(あんど)感がある」と振り返った。
コンディショニングに細心の注意を払っている31歳は、まだまだ成長している手応えがある。「得点王といういい目標もできた。これからもヴィアマで歴史をつくっていきたい」と早くも来季以降を見据えていた。