エクアドル協会は12日、10月の自動車事故で重傷を負った同国代表MFのマルコ・アングロ選手が亡くなったと発表した。22歳だった。
アングロ選手は10月7日に首都キトで発生した自動車事故で頭部外傷と肺挫傷を負った。約1週間、集中治療室(ICU)で治療を受けたが、11日夜にキト市の病院で亡くなったという。事故では同じ車に乗っていたユース時代のチームメート、ロベルト・カベサス選手を含む5人が亡くなった。
エクアドル協会は声明で「元代表で、あらゆる機会にその才能と献身で我が国の国旗を守った。マルコは傑出した選手であっただけでなく、素晴らしいチームメートでもあった」と悼んだ。
アングロ選手は23年1月に米MLSシンシナティへ移籍し、今年3月には母国の名門LDUキトにレンタル移籍。シンシナティでは元日本代表FW久保裕也(30)とチームメートだった。エクアドル代表は22年11月にデビューし、2キャップを獲得していた。シンシナティはアングロ選手には妻と幼い息子がいたとし、「夫であり父であり、兄弟であり息子であり、友人でありチームメートであったマルコの死に深い悲しみを感じている。彼は陽気で優しい若者で、入ると部屋中が明るくなった」と声明を発表した。