◇大相撲九州場所4日目(2024年11月13日 福岡国際センター)
脊髄損傷からカムバックし、西三段目56枚目に番付を戻した元幕内・炎鵬(30=伊勢ケ浜部屋)が東三段目55枚目の大雷童(44=高田川部屋)を押し出しで破り2連勝とした。
中にはなかなか入り込めなかったが、相手の突き放しをあてがいながら前に出た。「下からいけたので良かった。経験豊富な方なので、何も考えず思い切っていけました」と振り返った。
相手は地元福岡県大野城市出身で元十両。「声援では負けていましたね」と謙そんするが、子供の声援などこの日も多くの声援を背に戦った。復帰3場所目も順調に2連勝。「一番一番、いろんな状況で闘えている。それを自分の自信にしていきたい」と充実した表情を見せた。