◇東京六大学野球秋季フレッシュトーナメント第2日 予選リーグA組 東大(1敗) 0―7 法大(1勝1敗)(2024年11月13日 神宮)
東大に“異色”な投手が出現した。5番手で登板した垣田聖弥の出身校欄は「高等学校卒業程度認定試験」と書かれている。暁星2年時にフランス留学を目指して退学。ところがコロナ禍で受け入れてもらえず断念。暁星に復帰することなく勉強し、認定試験を受け現役で東大に合格した。
「元々東大を目指していたのもあるんです。暁星はフランス語なのでフランスに興味があって行ってみようと考えました」
同校時代は軟式野球の中堅手。東大に入ってから「面白そうだから」と投手を志願。現在MAX135キロまで球速は伸びた。1イニングで1失点したが変化球もまずまず。課題は「走者を出したときと、フィールディング」とやるべきことはわかっている。
この日の場内アナウンスも出身を紹介するとき、かんでしまった漢字12文字。本番での出場が楽しみになってくる右腕である。