男子ゴルフのダンロップフェニックスは14日から4日間、宮崎・フェニックスCC(7042ヤード、パー71)で開催される。
前回大会で史上7人目のアマチュア優勝を果たした杉浦悠太(23=フリー)が13日に会見し「連覇自体が少ないと聞いている。連覇を目指したい」と決意を表明し2年連続優勝に照準を定めた。
この大会は今年で51回目の開催だが、連覇達成者はラリー・マイズ(89、90年)、尾崎将司(94、95、96年)、タイガー・ウッズ(04、05年)、ルーク・ドナルド(12、13年)、ブルックス・ケプカ(16、17年)の5人だけ。そうそうたる顔ぶれが並ぶリストに23歳の若武者が名を刻むつもりだ。
この1年で大きく成長した。昨年の大会後にプロ転向。今年7月の日本プロ選手権でプロ初優勝、メジャー初制覇。10月の米ツアーZOZOチャンピオンシップでは日本勢最高の6位に入った。「飛距離は伸びた。アプローチの技も増えて、グリーン周りのロブショットの精度が上がった」とパワー、技術面のレベルアップも実感している。
今季は賞金王を目標に走り続けた。右肘負傷のため離脱した時期もあったが、現在の賞金ランクは7位でトップの平田とは約4700万円差。逆転で賞金王が狙える位置につけている。
「良い状態で残り試合を迎えられるので賞金王を目指して頑張りたい」と改めてターゲットを口にした。
この日はプロアマ戦でコースを最終確認。「去年と比べるとグリーンのスピードが少し遅いと思うけど、傾斜が強いので(ピンの)横につけるとかなり曲がるラインになるし、グリーンが難しい」と印象を語り「イメージは良い。無謀なことはしないけど、できる限り攻めたい」と強気な姿勢をにじませた。