歌手の早見優(58)が13日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(絵月~金曜後1・00)にゲスト出演。両親について話した。
1982年に16歳で「急いで!初恋」でアイドル歌手としてデビュー。ハワイ出身で英語が堪能な才色兼備なアイドルとして人気を集めた。日本で出生し、3歳の時に両親は離婚。その後、母、祖母とともにグアム、ハワイで生活していたという。
司会の黒柳徹子から「あなたのお父さまはジャズ歌手なのね」と話を振られると、「そうなんです。もう亡くなってしまったんですが、父はずっと米軍のクラブで歌ったりしていて」とジャズシンガーの父・井上良さん(享年72)について明かした。
両親が離婚してから連絡は取っていなかったというが、早見がスカウトされ、デビューのため日本に帰国したことで関係は変化。「デビューが決まって、日本に戻ってきた時に、母のほうから“お父さんに連絡した方がいいんじゃない?せっかくいるんだから”って背中押されて。一緒に母ともライブを見に行ったことあるんですけど、横で“あ~ほんとかっこいいわね~昔の旦那は”って言ってましたね。離婚しても大好きだったんでしょうね」と懐かしんだ。
両親の離婚について「ずっとケンカするならお互い離れて、生活したほうがいいんじゃないかなって子供ながらに思ったのを覚えています」と苦笑した。
母については「吉村真理さんの後輩としてモデルで、日本人のモデルとして初めてパリのランウェイを歩いたみたいです」と驚きの事実を告白。これには黒柳も「凄いわね」と驚き。早見は「今でも新聞の記事が残っているんですけど、凄く華やかな10代、20代でしたね」と話した。
両親の離婚で「祖母と母に育てられた」という早見。「おばあちゃんのほうが厳しくて、母は自由奔放な性格。私が実際に母親になった時に祖母と母のいいところも悪いところも含めて子育てをするときに生かすようにしました」。そんな祖母は早見が18歳の時、母も早見が25歳の時に他界。その後は父の存在が支えとなったというが、父も早見が42歳の時に亡くなった。「もっともっと長生きしほしかったなと思ったんですけど、今思うと好きなように生きて、本当にあっという間に亡くなってしまったので、それも父の生き方、生き様なのかなと思いましたね」とした。