◇WBSCプレミア12 1次ラウンドB組第1戦 日本9―3オーストラリア(2024年11月13日 バンテリンD)
巨人の井上温大投手(23)が6回途中5安打2失点と好投。侍ジャパンデビュー戦で勝利をマークした。
追加招集で侍ジャパン初選出。いきなり開幕投手という大役を任されたが、5回まで散発3安打無失点に抑え込んだ。
5―0で迎えた6回、先頭の9番・ボヤースキに投じた初球直球が真ん中付近に甘く入り、バックスクリーン左に運ばれて1失点。無死一塁で降板後に2番手右腕・横山が2ランを浴びて失点は2となったが、6回途中5安打2失点、8奪三振という内容だった。
試合後、お立ち台に上がった井上は笑顔。開幕戦での好投に「いやぁ~、最高です」と発すると、「キャッチャーの坂倉さんが凄い強気のリードをしてくれて、思い切り腕を振ることができた」と振り返った。
侍ジャパンデビュー戦が、大会連覇の懸かる開幕投手。「凄い緊張したけど、なんとかチームが勝つことができて凄いうれしい」と安どした23歳。
良かった点については「追い込んでからの勝負球がしっかりコースに投げ切れて、低めに投げ切れていた。それが凄く良かったなと思う」とし、「初戦にこうやって勝てたので、自分のなかで大きな自信になった。次も頑張る。チーム全員で優勝目指して頑張るので、応援よろしくお願いします」と最後まで声を弾ませていた。