サッカー日本代表は13日、W杯最終予選のインドネシア戦(15日、ジャカルタ)に向けて現地で調整した。練習後に取材対応したFW古橋亨梧(29=セルティック)は「この日を待っていました」と率直な心境を明かし、「この代表のために、応援してくれる皆さんのために、何か残せるようにしたい」と最終予選初得点に照準を定めた。
スコットランド1部で3年連続2桁得点を記録。目に見える結果を出しながら、ケガで参加を辞退した昨年11月の活動を最後に森保ジャパンからは遠ざかっていた。「得点数もそうだし、何か違いをつくれる選手じゃないといけないと思っていた」。プレーの幅を広げるため、今季はさらに試行錯誤。「よりボールを引き出したり、周りを使ったり、というのは意識している。まだまだ全然ですけど、ボールをはたいた後に1人で行くところも少しずつ出していけている」と確かな手応えを口にした。
セルティックでは守備を固めてくる相手との対戦が多いという。5バックで堅守を築くインドネシアに対しても「どうやって崩すべきなのか、どういうところが空くのかは感覚的に分かることはある」と攻略をイメージした。FW上田綺世が不在の中、代表生き残りを懸けてインドネシア戦の出番を待つ。