阪神のビーズリーとゲラが来季残留で大筋合意に至ったことが13日、分かった。
秋季キャンプ地の高知・安芸で取材に応じた嶌村聡球団本部長が「(2人は)大筋合意しました」と明かした。近日中に正式発表される。
ビーズリーは今季、主に先発で14試合に登板し8勝3敗、防御率2・47。開幕は2軍で迎えたものの、5月中旬に先発ローテーション入りすると登板間隔が空く変則起用にも応えつつ来日2年目で日本野球に順応した。来日1年目のゲラも岩崎とのダブルストッパー構想で開幕を迎え59試合に登板するなどフル回転。多様な起用パターンにも対応して防御率1・55、14セーブ、32ホールドポイントを挙げて貢献した。
藤川監督は「(2人は)当然なくてはならない戦力。これでまた一つ自分にとっては戦える準備ができた」とV奪回を目指す来季へ手応えを強くした。
また、同本部長は来季の助っ人構想にも言及。今季は4人態勢だったが、「(来季は)5人に戻す」と明言。ビーズリー、ゲラに加えて3人の新助っ人を補強し、5人態勢で開幕を迎える方針だ。