大リーグ機構は12日(日本時間13日)、打撃のベストナインに相当するシルバースラッガー賞を発表し、ドジャースの大谷翔平投手(30)がナ・リーグDH部門で選出された。
ドジャースからは大谷の他にベッツがユーティリティー部門、T・ヘルナンデスが外野手部門で選ばれ、同賞では球団最多となる3選手の受賞となった。ベッツは7度目で過去6度は全て外野手。今季は遊撃手として開幕を迎えたが、左手骨折から復帰後はチーム事情もあって右翼で出場し、来季は内野に再転向する予定だ。
また、打率.283、21本塁打、73打点で昨季に続き候補入りしていたカブスの鈴木は、またも初選出を逃した。
▽シルバースラッガー賞 80年に創設され、打撃のベストナインに相当する。監督やコーチの投票で両リーグで各ポジションから選ばれ、自チームの選手には投票できない。歴代最多受賞はジャイアンツなどでメジャー最多762本塁打を放ったバリー・ボンズの12度で、DH部門ではレッドソックスなどで通算541本塁打のデービッド・オルティスの7度が最多。日本勢では大谷の他にイチローがマリナーズ時代に外野手として3度受賞している。