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ロッキー像も3億ドルも通じなかったフィリーズの大谷、山本獲得の夢…果たして佐々木はどうなるか

スポニチアネックス 2024年11月14日 7時25分

 大リーグ公式サイトが、フィリーズは過去に大谷翔平も山本由伸も獲得できなかったが、今回も佐々木朗希との契約を目指すだろうと報じている。

 17年オフ、フィリーズはメジャー挑戦を決めた大谷のためにプレゼンテーションを準備し、組織や街の魅力をアピールしようとした。しかし、大谷の陣営からは連絡がなく、ネズ・バレロ代理人から次のラウンドに進めなかったと知らされた。その数カ月前、大谷は大リーグ公式サイトのインタビューでアメリカに着いたらフィラデルフィアにあるロッキー・バルボアの像の前で写真を撮りたいと語った。その際、記者がフィラデルフィアにはフィリーズがあると伝えたが、「いや、ただそこ(ロッキーの像)を訪れたいだけです」と返事していた。

 フィリーズは昨オフ、山本に3億ドル以上の大型契約をオファーしたが、オファーを出した時点で獲得する見込みがほとんどないことは分かっていた。山本はドジャースかヤンキースでプレーすることを望んでおり、フィリーズからどれだけ多くの金額が提示されても、考えを変えることはなかった。2度うまく行かなかったが、今回もトライする。

 佐々木が12月2日以前にポスティングされる場合、24年の国際アマチュア契約期間中のみ契約が可能。その場合フィリーズの24年のボーナスプールには4万2200ドルしか残っておらず、好ましくない状況。しかし、佐々木が12月2日から15日までの間にポスティングされればチャンスが芽生える。フィリーズは25年のプールに626万1000ドルも持っている。

 大リーグ公式サイトのマーク・ファインサンド記者は佐々木を獲得する可能性が高いチームは西海岸の球団か、過去に日本人選手を獲得したことのあるチームと指摘している。フィリーズはこれまでNPBから直接選手を獲得したことはない。とはいえ、佐々木がフィリーズを検討するかもしれない。ドジャースが昨冬大谷と山本を獲得したからといって、すべての日本人選手が永遠にドジャースと契約するとは限らない。

 フィリーズもここ数年、アジアでの存在感を強化してきた。それは最終的に成果をもたらすと信じている。「本当に多くの才能がいる。組織として、最善を尽くしてその素晴らしい才能を手に入れる立場を整えたい」とフィリーズのサム・フルドGMは語っている。

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