エンゼルスが獲得を発表したトラビス・ダーノー捕手(35)が、正捕手に対し思いやりあふれる行動を取っていたと13日(日本時間14日)、米記者が報じた。
MLB公式サイトのエンゼルス番レット・ボリンジャー記者は自身のX(旧ツイッター)で「トラビス・ダーノーは、契約が発表される前にローガン・オハピーに連絡を取り、彼を驚かせないように、自分は彼のためにそばにいると伝えたと語った。『彼がエンゼルス史上最高の捕手になってほしい』とダーノーは語った」と報じた。
エンゼルスは前日12日(同13日)にブレーブスからFAとなっていたベテラン捕手ダーノーの獲得を発表。米メディアによると、契約は2年総額1200万ドル(約18億5000万円)という。
ただ、チームには今季136試合に出場し、正捕手の座をつかんだ24歳のオハピーがいる。ダーノーはオハピーを動揺させないために、自身はあくまでサポート役としてオハピーのさらなる成長を願っていると本人に伝えたということだ。
ダーノーは13年にメッツでメジャーデビュー。ドジャース、レイズを経て、ブレーブスでプレー。コロナ禍で短縮シーズンとなった20年に打率・321、9本塁打、34打点でシルバー・スラッガー賞を獲得。21年にはブ軍でワールドチャンピオンに輝き、22年にはオールスターに選出された。メジャー通算は884試合で打率・248、123本塁打、438打点。
大リーグ公式サイト「MLB.com」は、ダーノーについてリーダーシップも持ち合わせており、オハピーら若い選手らの「指導者として活躍できる」と紹介した。