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国民民主の新人議員 新幹線乗り放題“特権”に相次ぐ批判…私見「お金持ちしか国政に携われない事態に」

スポニチアネックス 2024年11月14日 9時29分

 国民民主党の福田玄衆院議員が、14日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。地元テレビ局で放送された、初登院密着映像への意見について、自身の思いを述べた。

 10月27日投開票の衆院選で広島2区から出馬し、比例代表で初当選した福田氏。初登院の際は、地元のテレビ局が密着した。その際、当選証書をもって新幹線に乗り込む様子が「浮かれている」などの指摘を受けたという。

 福田氏は「地元テレビ局の新人国会議員特集の中で新幹線に乗る際に当選証書を窓口で提示して新幹線に乗ることに関してご意見をいただいています。その事についてご説明をさせていただくのが筋と考えここに記させていただきます。少し長文お許し下さい」と書き出し、批判的な意見について一つずつ反応。

 まず「そもそも国会議員がJRや航空機の利用に関して便宜供与を受けるのはいかがなものか?」という疑問に対しては「国会議員という役職の性質上、選挙区と国会を行き来し地域のニーズを把握し国政に反映させる国会で議論するための移動は必要だと考えます。もちろん、これは公務に限定されなければなりません。そのための移動を自費で行うということはお金持ちしか国政に携われないという事態になる可能性が高くなるのではないかと危惧しています」と説明した。

 また「そんなに国会と地元を行き来する必要があるのか?」という意見については、「確かにリモートワークや様々なITツールが発達した現代において従来から決まっているからという理由だけで現状を追認することには違和感があります。デジタル民主主義も発達して行く中で、何をリアルで行い何をデジタルで行うのかという内容を、まさに政治改革の中で議論する必要があると考えます」と検討も。

 さらに「国会議員になったからグリーン車乗り放題などと浮かれているのではないか?」という指摘に対しては、「映像を通じて浮かれているように思われた方がいらっしゃるとすれば、私の不徳の致すところです。申し訳ありません」と謝罪した上で「ただ、私も15年以上の国会議員秘書として国政に携わる中で数え切れないほどの議員の移動チケットを手配して来ました。秘書はグリーン車に乗れる訳もなく便宜供与もありませんが、そもそも移動の頻度が全く違います。私自身は少しでも議員にベストな状態で仕事をしてもらう事、ひいてはより良い社会を作ることに繋がるようにすることが秘書の務めと思って働いて来ました。議員の移動を少しでも負担を減らすためのコストは必要なのではないかと考えます」と私見を述べた。

 また「当選証書を見せつけて無理やりチケットを取得しているのか?」という点については「私自身の衆議院議員としての任期は10/27の投開票日からスタートしています。任期開始から議員パスをいただくまでのタイムラグを埋めるために、衆議院議員課より下記の内容で運用をするよう通達がありました。初登院に向けて上京することは公務であり、ある意味イレギュラーな状況も含めて有権者の皆さんにお伝えすることも当選させていただいた者の責務と考えオープンにさせていただいた次第です」と丁寧に説明。

 最後に「いずれにしても、ニュースなどを見て不安や疑念を感じさせてしまったことは私の力不足です。謹んでお詫び申し上げると共に、より一層気を引き締めて事にあたって参ります。このポストを以て説明とかえさせていただきます」と締めくくった。

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