陸上女子やり投げパリ五輪金メダルの北口榛花(JAL)が14日、都内で報道陣の取材に応じた。地元・北海道でのパレードなどオフを経て、11月から練習を再開した。
「たくさんの方に応援していただいたと改めて実感した。地元で友達とも会えた。今しかできないことができた」と充実のオフを振り返り、現在は有酸素系のトレーニングを中心に再始動。「自分は柔らかさが他の選手と違うところ」と話し、競技経験のあるバドミントン、水泳に加え、体操も練習に取り入れており、強みの柔軟性を磨いていく。
パリ五輪シーズン序盤はは筋力アップに柔軟性が追いつかずにコンディション不良に。反省を踏まえ「料理と一緒で、強火で焼きすぎないように。トレーニング強度、火加減を間違えないように。じっくりコトコトやっていけたら」と独特の表現で話し、報道陣の笑いも誘った。
来年9月には連覇が懸かる世界選手権(国立競技場)がある。「国立が満員になっているシチュエーションは見たい」と北口。シーズンインを見込む5月へ向け、じっくりと仕上げていく。