C大阪は14日、30日のホーム最終戦・鹿島戦に向けて練習を再開した。
ランニングやボール回しなど軽いメニューだったが、主将のDF山下達也(37)が合流し、久しぶりにフルメニューをこなした。山下は今季3試合のみの出場で、6月15日の浦和戦を最後に出場がない。下肢のコンディション不良で別メニュー調整を続けていたが、10月23日に今季限りでの引退を発表していた。
「痛みがでないように。ホーム最終戦(での出場)を狙って。でも、試合に出るのは競争なので、その中に入って」と淡々と、そして静かな笑みを浮かべて感触を話した。小菊昭雄監督(49)は「間に合えばいい?そうですね。とにかくこの3週間で彼がどれだけコンディションを戻せるか。僕はラスト2試合の勝率を上げることしか考えない。私情は挟まずに考えていきたい」と山下の状態を見守る構えだ。
山下は鹿島戦の試合後、サポーターに引退のあいさつすることも決まっている。あと1試合となっているJ1での150試合出場を果たしてユニホーム姿で有終の美を飾ることができるのか。調整を進めて戦う体に戻してみせる。