◇大相撲九州場所5日目(2024年11月14日 福岡国際センター)
東前頭6枚目の隆の勝(30=常盤山部屋)が西前頭4枚目の欧勝馬(27=鳴戸部屋)をはたき込み、幕内では自身初となる初日から5連勝とした。30歳の誕生日を自ら白星で祝った
立ち合いから突いて押し込んだ。下からあてがって対応する相手に右を差されて、やや後退。左前みつを許し、さらに引いた土俵際で回り込み辛くも、はたき込んだ。ABEMA大相撲中継で解説を務めた元幕内の旭道山和泰氏は「勝つぞ!という気迫がこもっていた。少しバタバタしましたが勝つ気持ちが見えた」と指摘した。
今年名古屋場所は12勝3敗で横綱・照ノ富士と並ぶ好成績。決定戦で敗れて初優勝を逃した。続く秋場所は東前頭筆頭で4勝11敗と大きく負け越し。この九州場所で逆襲が期待される。