サッカー日本代表は15日にジャカルタで行われるW杯最終予選第5戦でインドネシア戦に臨む。14日には試合会場「ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム」で前日会見が行われ、森保一監督(56)とMF遠藤航(31=リバプール)が出席した。
当日は完全アウェーで厳しい戦いが予想される。相手が守備的に来ることも考えられるが、森保監督は「我々の攻撃のオプションとしてシュートチャンスは逃さないというのを持ってもらいながら挑んでほしい」としながらも、「ただインドネシアが守備的に来るかどうかは分からない」と気を引き締める。
「試合の入りはホームのサポーターの声援を受けて、これまでの試合でもアグレッシブに入っていくのがチームの戦い方としてあると思う。ただブロックを作られても、柔軟に対応できるようにしていかないといけない」と警戒を強めた。
試合を重ねるごとに相手の対策も強まるが「インドネシアも過去に知っているインドネシアとは全く違うパワーを持っている。プラス、我々の分析も申台竜(シン・テヨン)監督が対策してくるのは覚悟して臨まないといけない。選手たちが同じ絵を描いて戦うのが大事。選手たちが試合で100%力を発揮できるようにしないといけない」と思い描いた。
1月のアジア杯の時とは異なり、インドネシアで国籍変更選手が増えたことについては「先ほど話した通り、以前のインドネシアとは全く違うチーム構成。帰化選手が多くなり、ピッチ上はほとんど欧州でプレーしている選手。対策は個々の選手の特長と、チーム戦術も分析させてもらっている」と、警戒しつつも対策に余念がないことをうかがわせた。
▽W杯アジア最終予選 18チームが3組に分かれ、各組2位までが出場権を獲得。3、4位の計6チームが2組に分かれてアジア・プレーオフを戦い、各1位が本大会出場を勝ち取り、同2位によるアジア9位決定戦を制したチームが大陸間プレーオフに進み、最大でアジアから9チームが本大会に出場する。