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井上尚弥「全体的な底上げ」12・24グッドマン戦へ7日から本格スパー サウジから帰国2日後

スポニチアネックス 2024年11月14日 21時51分

 ◇世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ  統一王者・井上尚弥<12回戦>IBF、WBO1位サム・グッドマン(2024年12月24日 有明アリーナ)

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)が14日、所属ジムを通じてスパーリングの中間報告を行った。12月24日(東京・有明アリーナ)に控えるIBF、WBOスーパーバンタム級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)との防衛戦に向け、世界ランカーのメキシコ人パートナー2選手と実戦練習を行っていることを明かした。

 所属ジムの大橋秀行会長によると、今回来日しているのはWBO世界フェザー級11位ブランドン・レオン(26)とWBO世界スーパーバンタム級11位セバスティアン・エルナンデス(24)で、井上はこの2選手と5ラウンドずつ消化したという。21勝9KO3敗のレオンは前WBO世界フェザー級王者ロベイシ・ラミレス(キューバ)とも対戦経験(7回TKO負け)があり、17戦全勝16KOのヘルナンデスは元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)や前IBF世界フェザー級王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)とのスパーリングを行った経験のある実力者だ。

 井上は今月4日にサウジアラビアのリヤドで同国の娯楽イベント「リヤド・シーズン」と総額30億円(推定)のスポンサー契約を締結し、5日に帰国したばかりだが「コンディションはあまり問題なかった」と7日からスパーリングを開始したという。

 初来日の2選手に対し「2人とも強い選手ですが、グッドマン対策としてはタイプは違う。タイプで言えば正反対なので。この先の残りのスパーリングは考えながらやりたいと思う。レオン選手とは続けてやるかなと思う」と話し、「グッドマンが正統派なのでメキシコ人のパートナーだけでなく、アマチュアのボクサーともやりたいと思う」と今後の調整について明かした。

 今月17日からは元アマ全米王者ジャフェスリー・ラミド(米国)も来日予定で、その翌週から第2弾のメキシコ勢も来日予定。「いろいろなタイプとやれたらと思っている。自分としては万全の態勢でできていると思っている」と話し「全体的な底上げ。足の動きや運び、体の感覚などを意識している」とグッドマン戦前の調整の狙いを話した。

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