将棋のALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は14日、東京都渋谷区の将棋会館で挑戦者決定リーグの一局を行い後手の永瀬拓矢九段(32)が羽生善治九段(54)を100手で下した。
この結果、永瀬は4勝1敗で西田拓也五段(33)と並ぶ首位に立ち、リーグ残留も決定。20日の最終局で近藤誠也七段(28)に勝てばプレーオフ以上が決まる。「4勝1敗なので、精いっぱい準備して臨みたい」と目を光らせた。
2期前の挑戦者だった羽生は1勝4敗となり、リーグ陥落が確定。「たくさんミスがあったので、しょうがない」と話した。
20日の最終一斉対局は羽生―佐々木勇気八段(30)、永瀬―近藤、広瀬章人九段(37)―西田の3局。相星で並ぶ場合は25日にプレーオフを行う。現時点では永瀬、近藤、西田に挑戦の可能性がある。