現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が15日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。今季、本塁打と打点の2冠に輝いたヤクルトの村上宗隆内野手(24)、ソフトバンクの山川穂高内野手(32)について語った。
村上は33本塁打、86打点。山川は34本塁打、99打点をマークした。落合氏は「順当っていえば順当なんだろうとは思いますけどね。よく頑張ったと思いますよ」と2人を称えた。
村上は打率.244、山川は.247で、いずれも首位打者のタイトルを獲得できずに3冠王はならなかった。スタッフから3冠王は難しいかと振られると「ああ、難しいです」と即答。首位打者については「打率っていうのは全選手に可能性があるんでね。ホームラン、打点っていうのはある程度、長距離ヒッターに限られてくるんで、3つ獲るっていうのは至難の業ですよ」と3冠王を3度獲得した経験者として語った。
2人の打撃については「まだまだですよ」と厳しく評価。テロップでは「まだまだはひろみつ的褒め言葉です」とのフォローが入ったが、落合氏は「ホームランに関して言えば、もっと打てる選手なんでね。ただ、打率に関してはだいぶ低迷しているということなんで。その辺を直さない限りは3冠王はきついんだろうとは思います」と分析した。それでも2人への期待は高く「見てみたいですね。3冠王を獲るところを」と話した。