現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が15日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。今季、首位打者を獲得したソフトバンクの近藤健介外野手(31)、DeNAのタイラー・オースティン内野手(33)について語った。
落合氏は近藤が打率.314で初めて首位打者を獲得したことに「近藤が初めてだとは思わなかった。そこはちょっと意外だった。コンスタントに打ってるイメージが強いんでね。例年、首位打者を争っていて獲れなかったっていうことなんだろうと思います。やっと獲れたか」とパ・リーグ屈指のバットコントロールを誇る巧打者を評価した。
来日5年目で初めて規定打席に到達し、打率.316をマークしたオースティンについては「規定打席足りるかどうかっていうギリギリのところでね。首位を走っていた(ヤクルトのドミンゴ)サンタナを最後の打席でヒットを打って。中日戦かな。打って(ベンチに)引っ込んだ。その間にサンタナはアメリカにもう帰国したっていう。1試合かなんか残ってたけど、その時点で首位打者が決まったっていうね」と振り返った。
セ・リーグは打率3割に到達したのがオースティンとサンタナ(.315)の2人だった。「セ・リーグは2人だけですからね。パ・リーグは1人(近藤)。3割打者の首位打者が出て良かったですね」と史上初の2割台での首位打者が誕生せずに安どした様子だった。